商品を輸入するまでには、長い道のりやドラマがありました。

サイトのVINCE STORYにも書きましたが、弊社はもともとは、ニュージーランドを得意とする編集プロダクションです。

新型コロナウイルスの影響もあり、新規事業を立ち上げようと輸入業を始めることを決めました。

とはいえ、輸入については全くの素人。

まずは本を買って読んでみようと読んでみたのですが、内容に納得はしたものの何から始めて良いかわかりませんでした。

と、悩んでもしょうがないので、一歩一歩できることから始めました。

「ニュージーランド」から輸入するのは決めていたので、

「何を」輸入するかです。

そんな時、娘がヴィーガンになりたい（＊アナザーストーリがあるので後述）と言いました。

そこで、ヴィーガンでもヴィーガンじゃない人でも、美味しくて栄養たっぷりの商品を探してはどうかと思い至りました。

ニュージーランドは、その方面では先進国なのです。

それからは、ニュージーランドのスーパーや現地食品会社のサイトを検索する日々が続きました。

本当は現地に行って探したかったのですが、当時ニュージーランドは鎖国状態で渡航はかなわなかったのです。

探すこと数ヶ月、４社１３個の気になる商品に出会うことができました。

気になるものの、実際に商品を見て食べてみないと判断がつきません。。

そこで、ニュージーランド在住のAさんに相談してみました。

Aさんは、編集業マターで知り合った方で10年以上お付き合いさせていただいてます。

偶然にもAさんは輸入の仲介業もやってらっしゃって、とても頼らせていただきました！

その４社と交渉してくださり、サンプルを手配し送ってくれることになりました。

サンプルが届き、全ての商品を試食。

家族（食にうるさい）や社内ですごく検討し、味や便利さなどが一番よかった「VINCE」を輸入することに決めました。

決めたのは良いものの、実際に輸入するとなるといくつもの関門（通関・検疫検査など）を通らないといけません。

本来その手の作業は専門業社に頼むらしいのですが、素人すぎる私は逆に全て自分でやってみようと決めました。

そのほうが輸入の流れを知ることができるし、次の商品を輸入する時にどんなことに気をつけたらいいか、

参考にもなると思ったからです。

ということで、まずは検疫所への相談から始めました。。。つづく

＊娘は子供の頃から野菜が大好きで、牛乳や卵、肉、魚などのたんぱく質はあまり好んで食べませんでした。

親としてはとても困っていたのですが、その食の志向は、実は生まれつきの遺伝性の難病(80万人に1人)が原因だということが、

偶然にもVINCEが日本に到着したころにわかりました。

これについては壮絶なことがあったので、今後書きたいと思います（今は元気です）。

なので、このこだわった商品を輸入する事業は、私にとっては使命のようなものだと感じでいます。

nzstyle 三邊