2024/02/06 11:02

前回のお話はこちら
全くの素人が輸入業をはじめる話 その1
https://www.nzstyle.co.jp/blog/2023/02/08/172059

ニュージーランドからビンス(VINCE)を輸入したいと決めた私は、輸入に関わる手続き全てを自分でやってみようと、
まずは検疫所に相談をしました。

”検疫所に相談”といっても、どこにどう相談していいか分からず、なんとなく近いから、という理由で
東京検疫所(ゆりかもめ「テレコムセンター駅」にある)に相談することに決めました。

検疫所には、食品の輸入を考えてる法人や個人が相談できる「輸入食品相談室」という窓口があるので、
HPから事前相談票というのをDLし、資料とともにFAX(もしくは郵送での受付のみ)します。
FAX送付から数日後に、税関の方から連絡がありました。

指摘された内容は
・製造者が発行した社名&サイン入りの英語の「原材料表」「製造工程表」が必要

・原材料に入っている加工食品の副産物と添加物の有無を教えてほしい。例えばビンスには「トマトペースト」が原材料に入っているが、それが「トマト100%」なのか、それともトマトとその他に何か入っているのか、添加物が入ってるのか?などです(ちなみにビンスはトマト100%)。添加物が入っている場合は、その添加物が日本に輸入してOKなものなのかも注意。

・同じく原材料に入っている、ピーナッツとチポトレ(唐辛子を燻製した香辛料)が、商品の何%に入っているのか?
それぞれアフトラキシンというカビの要因になるものなので、含有量によっては注意が必要(調べたところビンスに入っているチポトレは含有量がすごく少ないのでOK。ピーナッツは命令検査にはならないけど、自主検査の対象)。

とのことでした。
そこで、原材料に入っている加工食品の副産物を調べあげ、製造者からサイン入りの資料をもらい対応しました。
とりあえず検疫所への相談は以上で終了となりました。

事前に相談することにより、輸入時に必要となる検査と課題がわかるので、これは必ずしておいた方が良いです。
ちなみに、実際に商品が日本に到着してからわかったのですが、(商品にもよりますが)実際に輸入する時の検疫所とのやりとりはめちゃくちゃ大変なことになります。
後述しますが、私は検疫所に数日間通うことになるのです。これが本当に本当にに大変だった。。。

と、検疫所への事前相談についてでした。税関への事前相談につづく 。

nzstyle 三邊

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